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浮気調査知識

探偵・興信所は危ないといわれるのはなぜか探偵・興信所の歴史にみられる反社会的役割や、その弊害にはどのようなものがありますか。また「化け調」というものもあると聞きますが、どのようなものですか。

探偵・興信所は危ないといわれるのはなぜか探偵・興信所の歴史にみられる反社会的役割や、その弊害にはどのようなものがありますか。また「化け調」というものもあると聞きますが、どのようなものですか。

■「化け調」とは「化け調」とは、探偵業界の用語です。依頼者が実在し、依頼者の依頼に基づいて調査することを「本調」あるいは「A調」と呼びます。これに対し、依頼などされていないのに、訪問の相手が探偵・興信所の会員になることを期待して会社訪問することを「化け調」あるいは「B調」といいます。大手企業の名前を出して、「仕事の発注にからめて調査をしている」というと、仕事が欲しい中小企業の事業者は、電話一本で会員権の購入に応じるともいいます。これは依頼などないのに依頼があるかのように装って会員権の購入代金を騙し取るわけですから、明らかに詐欺刑法二四六条に該当します。人の弱みに付け込んだ悪質な犯罪であり、昭和四六年に検挙された大阪の中央経済興信所など、検挙された例は枚挙に暇がありません。役割口調査によって知り得た秘密についての探偵業者の義務探偵や興信所が依頼者等を脅迫するというケースもあります。「脅迫」とは、調査によって知り得た人の秘密をもとにして脅すことです。探偵や興所が脅迫する場合、脅す相手は、調査対象者の場合もあれば、依頼者本人の場合もあります第二部第一章Q11参照。探偵業は人の秘密を知る機会が多くあるだけに、秘密の取扱いには高度の職業倫理が求められますが、モラルに反して金儲けのネタに人の秘密を利用しようという悪質な探偵業者がいることも事実です。探偵業法は、探偵業者に守秘義務と調査報告書等の不正利用を防止すべき措置をとる義務を課して同法一〇条、秘密の不正利用を防止しようとしています。探偵・興信所とのトラブルには、「脅迫」の事例だけでなく、取引にかかわるトラブルやプライバシー侵害にかかわるトラブルもあります。簡単な所在調査を依頼しただけで、法外な料金を請求されたり、追加調査といっては料金を追加で請求されたりなど、これまで探偵・興宿所との契約を規制する法律がなかったため、料金や依頼内容等取引にかかわるトラブルが多発していました第二部参照。また、盗聴や盗撮、聞き込みなど調査対象者のプライバシーを侵害するような調査方法がとられることもしばしばあります第三部参照。新たに制定された探偵業法では、こういったトラブルを防止するための規制が盛り込まれました第二章Q2参照。