解決しようがない 被害妄想者からの依頼
変人の依頼者を語ろうとすれば、絶対に外すことができないのが、被害妄想の依頼者です。私が担当した被害妄想の依頼者で印象的だったのは、40代の未婚女性Aさんです。Aさんと最初に会った場所は、私の事務所ではなく、指定された公園でした。「いきなり追いかけられているんです。ここに来るときも追われていました。助けて下さい!」そう言ってきたのには参りました。Aさんは、毎晩帰宅の際に必ず同じ場所で、私を見る近所の線が変わったと訴えてきます。「何人かの男達が徒党を組んで、四六時中私をつきまとっているのです。最近は私にニヤニヤ笑う男がいるのです。」外出すると、必ず私を見つけ、詐言や中傷、噂を流している、というのです。その露骨に無視する人もいます。これは誹謗中傷をしている証拠だといいます。