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浮気調査知識

妻の爆弾ハイで人生崩壊までの末路

妻の爆弾ハイで人生崩壊までの末路

夫婦お互いに何もかもを知っているように思えても、意外な秘密を隠していることもある。一つ屋根の下に暮らしているのだから、知らないことはないはずだと信じ込むのは危険だ。というのも探偵という職業は、夫婦の秘密を知るその瞬間を目の当たりにすることが多い。これもまさにその代表的な事例といえるであろう。それから夫からの依頼だった。50代のいかにも真面目そうな風貌の、依頼者であるノブヒコさんは黒縁の眼鏡をかけ、きちんとネクタイを締めたサラリーマン。私たちを前に、思いつめた表情でこう話し始めた。「実は、最近妻がかがわしいアルバイトを始めたような節があるのです」人妻の風俗アルバイトは今やそれほど珍しくはないが、夫が病気だったり、ギャンブルで借金を作ってしまったりなど、その裏にはやむにやまれぬ経済的事情が隠されているのだ。しかし、今回はそんな問題は浮かんでこない。ノブヒコさんと妻との間には、18歳の息子がおり、反抗期もなく絵に描いたような仲のいい家庭だった。慎ましくも明るい家庭に、不審な出来事などあるはずがなかった。偶然、妻の手帳を見るまでは……。それはある晩のことだった。妻がキッチンで夕飯の支度をしている時、ノブヒコさんはリビングのテーブルに、花柄の手帳があることに気づいた。その手帳を何気なく開くと、スケジュール表に小さな文字で時刻と、「昼顔女性」という名称が書かれていた。「『昼顔女性』? 昼顔……昼顔……あっ!?」と、ノブヒコさんの脳裏にあるお店の看板が浮かんだのである。それは営業でよく訪れる繁華街の雑居ビルに揚げられていた風俗店の名前と同じだった。「もしかして、と思いました。うちの妻に限って、そんなはずはないのですが、疑い始めると悪い方にばかり考えがいってしまう。私は真実が知りたいのです。調査をお願いします」と、ノブヒコさんは妻の手帳を見てしまった日の悪夢を思い起こし、苦しそうに目を伏せた。現在、妻の年齢は50歳だという。失礼ながら、そんな年齢で風俗店のニーズがあるのかどうか私は疑問だった。早速、探偵たちを集め、調査の段取りを組むことになり、その席で私の疑問を問いかけてみたところ、探偵の一人がポツリと言ったのである。「熟女って意外に人気あるんですよ。若い子と違って、お金じゃなく趣味で風俗に勤めている人が多く、サービスの本気度が違いますから……いや、これは熟女好きの友人に聞いた話ですよ。僕のことじゃないですから」なるほど、若ければ良いというものではないということが、私の認識を新たにした。――三カ月の調査の末に判明した事実――妻の行動を24時間、調査したところ、やはりノブヒコさんの予想通り、週に三日ほど繁華街の風俗店で日中にアルバイトしていることが分かった。妻の行動は以下の通りだった。朝七時過ぎ、家族で朝食を食べてから、夫と息子を送り出すと、掃除、洗濯と家事をこなし、午前十時に慌ただしく家を出る。外見は決して派手ではなく、どこにでもいる専業主婦のいで立ちで駅に向かった。ただ大きなサングラスとマスクで素顔を隠し、身バレしないように気を遣っているようだった。繁華街の風俗店に着くと、夕方五時まで妻はずっと店内から出てこなかった。その間、多くの男性が店に出入りしていたので、ずっとアルバイトに精を出していたと思われる。勤務時間が終わると、平然と帰って行った。夕方六時頃、自宅の最寄り駅のスーパーに立ち寄り、手際よく買い物を済ませ帰宅。夜七時頃、夫や息子が帰宅する頃には夕食の準備も整い、ベランダに干した洗濯物も取り込んで、妻は完璧に主婦の顔に戻っていた。きっとこうした毎日をこれまで送ってきたのであろう。その風俗店のHPには、女性たちの写真が掲載されていた。そこには、目元を隠しているものの、言われてみれば、ノブヒコさんの妻らしき女性の写真があった。この店のHPに出ている写真は50代の熟女ばかり。国内でも有名な熟女専門の風俗店らしい。そこで熟女好きを思わず白状してしまった探偵が調査を行った。サービスの内容は、ここでは具体的に書くことが憚れるが、どうやら本番は厳禁。ただし意気投合した場合は、その限りではないようだ。後日、探偵が依頼者のノブヒコさんに、妻が働いている風俗店のサービスの内容を説明した。「やはり、そうでしたか……」と、そう心の底から絞り出すように話すノブヒコさんは、今にも泣き出しそうだった。この春から息子は大学に通い始めたが、成績優秀だったため奨学金をもらうことができ、妻が経済的な理由からアルバイトをする要因は何も見当たらないそうだ。妻は短大卒業後、役場の事務員として働きだし、26歳の時に今の夫であるノブヒコさんと知り合って結婚。その時、妻は処女だったが、次第に女としての体に目覚めていったという。もしかしたら、男性経験がノブヒコさんしかない妻は、ひそかにSEXへの好奇心を抑えられなくなり、風俗店で働くことを決心したのではないかと私は考えていた。さらに他の大きな原因があるはずだと、私はこう切り出した。「もしかして、夫婦の間でSEXがなく、奥さまは女性として満たされていなかったのではありませんか?」それは図星だった。妻とは息子ができてからずっとご無沙汰で、いつしか体に触れることさえなくなったという。なぜSEXレスになったのかを質問すると、夫からはこんな答えが返ってきた。「妻に欲情しないからです」風俗店でのアルバイトは、長年にわたるSEXレスによる、妻の欲求不満が蓄積した結果だったのかもしれない。ここ数年、妻の不倫が急増しているが、その原因として挙げられるのがSEXレスである。意外に男性は女性にも性欲があることを知らない。しかも、その欲望を抑えられないと、不特定多数の男性と関係を持ち、男性以上に抜き差しならない状況を生じさせ、夫婦関係を根底から壊してしまうのだ。今回の事案は、夫の心をズタズタに傷つけてしまったのかもしれない。この後、どのような決断を下すのかは、夫であるノブヒコさんの考え次第であるが、私はなんとかやり直しの道を探って欲しいと願っていた。――ノブヒコさんと夫婦の末路――その後、アフターカウンセリングの一環で弊社のスタッフが連絡を入れたところ、結局、離婚の話し合いをすることになったという。聞けば、夫は風俗店で働いている事実を妻に告げ、それでもやり直しをしたいと話したのだが、妻は逆にほっとしたのか、離婚したいと申し出たのだった。「私は良い妻でなければ、家庭の幸せを求めるタイプでもないのがよく分かったの。これからは、心の中で抑えていた本当の自分がやりたいことをやって生きていきたい……」結婚して平凡な家庭を営み、傍から見れば幸せな、どこにでもいる家庭の良き妻、良き母を演じることに、妻は疲れ果てていたようなのだ。風俗店でのアルバいとは、単なるきっかけにすぎず、そのことによって、一度しかない人生、自分の思う通りに生きるべきと考えた妻を、今さら引き留めることはできなかった。夫婦の価値観がズレてしまっては、為す術はない。幸い一人息子も大学生となって、物事を理解できる大人となっている。気の毒なのは夫のノブヒコさんであるが、これもまた運命。彼もまた自分自身の心の声に耳を傾け、後悔のない人生を歩んで欲しいものだ。これまで私が見てきた、不倫をめぐる夫婦の実話の数々、いかがでしたでしょうか?ともすれば不倫と浮気など、他人事のように感じている読者の方もいらっしゃると思いますすが、本文に登場した人々も、探偵が介在するほどの大ごとになろうとは誰も想像すらしていませんでした。「悪事、千里を走る」のたとえのごとく、不倫もまた、いつかは発覚するものですから、その時のためにどう対処するのかを想像しつつ、実際の案件を参考にして、不倫の誘惑から遠ざかっていただければ幸いです。夫婦の数だけ、愛の形があります。調査して不倫の事実が明らかになった時、人生においてどのような選択をするかは、その人次第です。しかし、不倫は地位も名誉も財産も、そして大切な家族さえも失い、家族や親類からは怨嗟の罵声を浴びせられる事態を引き起こします。できるだけ、そうならないように私は探偵社として、不倫に潜む夫婦間の問題を洗い出し、やり直しのきっかけとなるようアドバイスしています。正直、上手くいく場合もあれば、修復困難な場合もありますが、これからも現代を生きる男と女の関係、最新の不倫事情を、私たち探偵社は日々全力で追いかけ、ウォッチしていきたいと思っています。