探偵が分析する超現実的な不倫
日からたくさんの不倫の現場に触れてきた探偵たちは、その経験則から浮気する夫婦関係には共通点があると 感じています。どういったものか、今回、この本を読んでいる読者の方の中には、不倫問題で悩んでいたり、あるいは不倫の当事者だったりすると思いますので、参考になればとまとめてみました。①妻がうるさい(優しい愛人のほうが居心地が良いので、夫はなびいてしまう)②夫が妻を細かく管理する(妻に不平不満が蓄積し、他の男性に走るきっかけに)③実の親とやたら仲がいい(配偶者が疎外感を感じて、寂しさから不倫を誘発)④夫婦の会話がない(妻または夫に関心がなくなっているサイン) ⑤妻または夫どちらにも隠し事がある(秘密を持つと、不倫への抵抗感が薄れる)⑥SEXレス(実はこれが一番、不倫の要因に。夫婦間で満たされない欲求を別の異性に求めることに……)こう書き連ねると、確かにそうだろうなと納得してしまいませんか? わずかでも、そうだと感じられる夫婦ならば、ほんのささいなきっかけで、不倫する可能性があると断言できます。つまり、どんな夫婦でも不倫という背徳感がもたらす、甘い妄想を心の片隅に抱いているのです。お気を付けください。では探偵たちが見てきた不倫にまつわる人間模様の具体例をお話ししましょう。