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浮気調査知識

登場人物の年齢トータル230歳!

登場人物の年齢トータル230歳!

ところがそれ以上にびっくりするのが、60代以上のシニア層の方からの依頼案件の激増です。実に十年前の四十倍に増えているのです。百年の時代を迎え、それだけ年配の方がお元気だということの証しなのでしょうが、それに伴って高齢者の恋愛事情も一筋縄ではいかないようです。依頼者は80代の妻。夫も80代の医者で、薄々愛人の存在は分かっていたが、彼女もすでに70歳近い年齢だという。この関係者全員の年齢を足すと実に230歳を超えてしまう。夫はすでにSEXはできないものの、今も定期的に愛人と会っているようだと妻は話す。夫はすでにSEXはできないものの、今も定期的に愛人と会っているようだと妻は話す。聞けば、夫と愛人の関係に気づいたのは、三十年も前のことだというが、当初は「英雄色を好む」と、妻は鷹揚に構えていた。本妻ゆえの上から目線だったが、齢を重ねた今も手の切れずにいることが、我慢ならなくなってしまったようだ。「夫には愛人と、どうしても別れてほしいんです。だから証拠を取ってほしい」と、妻は語気を強めて言った。調査の結果、妻の言う通り夫の愛人は70歳近い女性で、ずっと独身を通してきたという。二人の関係を裏付ける証拠も取れ、妻はこれををもとに、夫に愛人と別れてくれるよう問い詰めるのだという。手切れ金もかなりの金額を妻は、そっくりとして貯めていたので、お金で解決できるのなら、願ったりかなったりだった。しかし、妻が証拠を突き付けると、夫は悲しそうな顔を浮かべ、静かにこう切り出した。「もう、捨てられないんだよ。彼女は普段たった一人で暮らしているんだ。もう男と女の関係じゃないし、私が寄り添ってあげなきゃ可哀そうだよ。お前だって不憫だと思わないか?」すでに二十年来の間、日陰の女として過ごしてきた愛人の境遇に、夫は心からの同情を示していた。長年面倒を見てきた70歳近い愛人の老後を、自分が引き受けねばならないと考えていたのである。「あいつのことを捨てられない。お前はかなりの大金を持っているだろうし、慰謝料も渡したていい。だから離婚してくれ……」と、別れを突き付けられたのは、むしろ妻のほうであった。確かに愛人は、子どももおらず家族もいない。妻には立派に成人した子も、そして孫もいて幸せな家庭を営んでいる。夫の言葉を受けて、確かに愛人の彼女が哀れに思え、そうなればと、夫との結婚生活にピリオドを打つ選択をしたのであった。今では夫と、そして愛人とも会って、三人で食事するようになり、知り合ってみれば彼女も優しい人柄で、妻に対して恐縮しきりの女性だったことから、仲良くなることができたという。こうした高齢者の不倫問題は、当事者が老い先短いことを見越しているせいか、ずるずると解決せずに時間が経つことは少なく、何らかの妥協点を見つけてすぐに結論に至っている。それにしても70代、80代の恋愛はお盛んで、若い人と変わらないどころか、もっと元気だと現場の探偵たちは口々に言う。70代や80代の夫がスマホで不倫相手とのSEX画像を保存していたと言って、妻がその写真を興信所に持ち込んだこともあるのだが、それを見ると「若い」「元気」とあっぱれなほどの仁王立ちぶり、男女間は年齢なんて関係ないのだと思わずにはいられない。人間は灰になるまで性欲があるというが、恋愛や不倫については、この人は何歳だからという先入観を持ってはいけないのだと探偵たちは痛感している。調査と報告だけではない探偵のもう一つの顔探偵にとって調査だけが仕事ではありません。時には弊社のカウンセラーとともに、依頼者の悩みを解決するパートナーとしての役割を担うこともあります。むしろ調査結果を報告した後のフォローこそが大切であり、調査はフォローをより具体的に最善なものにするための材料集めと言っても過言ではありません。だから探偵と依頼者の間に、濃密な人間関係を築く場合もよくあることなのです。