日常チェック
日常生活にも、いろいろ疑惑を感じる瞬間は数多くあります。あなたと同居する配偶者の様子が「なんだか変だ」と感じたならば、以下の点に注意を払って観察してみてください。・家に帰るとすぐにシャワーを浴びるようになった。・あなたの予定などを詳しく聞くようになった。・知らない香水やタバコの香りがする、と指摘すると動揺する。・見知らぬアクセサリーを身に着けるようになった。・下着が変わった。上下を揃えるようになった。・車の買い替え・引っ越し・家の建て替えや、今後の親の世話など、将来の話に乗ってこない。・「一人になりたい」「やっていく自信がなくなった」「もう無理だ」などの理由で、急に離婚を切り出した。連絡があった時には、「今どこ?」「何時ごろになるの?」と聞くことが大切です。今まで調査を行ってきた中で、早朝に浮気をしていた例は少なく、浮気は夜行われていることがほとんどです。不倫相手との逢瀬を楽しんで帰宅が遅くなった時に、必ずいう言い訳は、「接待で」「得意先との打ち合わせが」「上司と」「同僚と」など、仕事を理由にする確率が非常に高く、怪しまれないよう早めに遅くなることを申告する傾向があります。つまり、不倫相手との逢瀬が、その日突然決まるのではなく、何日か前からお互いの予定をすり合わせて会う日を予定しているからです。行動の裏に隠された真実を見抜けるよう、注意深く観察してみてください。不倫をしているか疑いがある場合には、配偶者の下着を意識的にチェックしてみましょう。普通の日常生活では、妻や夫に配偶者か、同居する家族以外に下着を見られることはありません。しかし、不倫相手の体では見栄を張りたいし、恰好悪いと思われたくないので、肉体関係が始まった時点で、下着を気にしだすのです。急に下着がオシャレなものに変わっていたら、ほぼ浮気を疑っても間違いないでしょう。不倫や浮気をしているのが夫だった場合は、糸で縫い付けたマークや微妙な色合いが違うタイプの靴下を、何気なく穿かせてください。左右それぞれマークを覚えておいて、帰宅時に左右が入れ替わっていないかを確認するのです。もし、左右が入れ違っていたとしたら、明らかにどこかで靴下を脱いだことになりますので、浮気の可能性は高くなります。そして夫婦関係においても、不倫・浮気をしている人は、多少なりとも後ろめたい気持ちを持っています。あなたの両親にも会いたがらない、会うのを極端に嫌う……など、これまでの関係がぎくしゃくしてきたら要注意です。あなたの両親にも会いたがらなくなってきます。事前チェックで功を奏したケース依頼者は夫に不倫関係の女性がいることを確信していた。ただし、それは妻の第六感であり、確たる証拠も気配も露ほど掴めずにいたのである。そこで最後の頼みの綱と思って弊社に調査依頼を寄せてきたのだが、最初のヒアリングで夫は絶対浮気しています。それ確信しているのですが、いつどこで、どんな女ということまではまったく見当もつきません」と語っていた。しかし、悲壮感はなく、夫の不倫を是非でも突き止めたいという強い意思が感じられ、などとなくそれを楽しもうとしている節も垣間見られた。探偵との打ち合わせでも、依頼者はとても協力的で、まずは事前チェックをしてみようとの提案も二つ返事で引き受けてくれたのである。数日後、依頼者から連絡があった。夫の行動を正確に記録したところ、平日は定時に帰宅し、週末だけ趣味のランニングに一時間ほど出掛けているだけ。たまに休みの日は、友人に会って来ると言って出掛けるのだが、二時間ほどで帰宅。「駅前の喫茶店に話してきたよ」と、不倫する時間はなさそうな状況であった。スマホのメールもロックがかけられて確認できず。また怪しい人からの電話やそこそそ話している姿も目撃していないという。しかし妻は浮気を信じて疑わない。「だって事前チェックに書いてあったように、夜の営みをこちらから求めても拒否をするようになりましたし、外から帰ってくるとすぐにシャワーを浴びるんです。キーホルダーに私の知らないカギがありました。やっぱり怪しいんです」そこまで言うのならばと、早速、探偵が自宅マンションに張り込み、夫の不倫を突き止めることになった。幸い妻が脅威の法事で、週末に二日、家を留守にするという。子ともはすでに独立していたので、その間、家には不倫が疑われる夫ひとりとなる。本当に不倫をしているのならば、絶対に動き出すはずだ。探偵たちは、依頼者のマンション前に陣取り、夫が不倫相手のもとへいそいそと出掛ける様子を待ち構えていた。ところが、自宅から夫が出てきたのは、土曜日の夕方。スーパーへの買い物と、日曜日の午後、コンビニに出掛けただけで、後は自宅にこもりっきりだったのだ。まさに完全無欠の休日に、探偵たちは見学していただけで終わってしまった。「これは奥さんの勘違いかも……」と、探偵たちはそんな認識で一致していた。しかし、どうしても気になるのが、妻が言っていた事前チェックにぴったりはまる項目だ。SEXの拒否、帰宅してすぐにシャワー、キーホルダーの見知らぬカギ。もう少し妻の第六感を尊重し、事前チェックで考えられる仮説を推理してみることになった。何時間ものディスカッションの末、行き着いた答えは実に意外なものだった。妻が言うように、夫は限りなくクロに近いグレー。しかし帰宅時間は一定、出掛ける場所や時間はごく近くに……これらの点と点を結びつければ、考えられる答えは……。「愛人はすぐに近くにいる!」探偵たちはすぐさまマンションの入口で待機し、帰宅した夫と同じエレベーターに乗った。夫はこちらが探偵だとはバレていない。降りたのは自宅があるフロア。ここまでは問題ない。探偵は夫が降りると同時にオープンボタンを押し、夫の後からそっと出る。エレベーターフロアの陰から見張っていると、なんと夫は自宅の前を通り過ぎ、そこから二軒先の部屋の玄関を、慣れた手つきで手持ちのカギを使って入って行くではないか。一体、どういうことなのだろうか?中に入ったことを確認。後日、そこに住んでいる人物の特定に成功した。やはり推理した通り、その部屋の住人は30代後半の独身OLであった。夫は二人の関係がバレないように思案したあげく、自宅の側に彼女を引っ越しさせていたのだ。同じマンション、同じフロアに不倫相手を住まわせれば、短時間でも逢瀬を楽しむことができ、いざという時にはすぐに帰れるメリットもある。夫の計算しつくした不倫実態に、妻もあ然。その後、お互いの親族を交えて話し合った結果、夫は愛人と手切れ、妻のために今一度心を入れ替えて夫婦関係の継続を選択した。「妻の妄想」と早計に判断するのではなく、事前チェックが明らかにして、依頼者が確信している場合は、とことん突き詰めることの重要さを改めて気づかされた事案だった。実際に浮気調査を行ったところ、約九割は不倫や浮気をしていることが、弊社の調査データからも判明しています。夫や妻がいつもと違う態度や行動、言動を取り、「何か怪しいかも」と思った時は、既に何らかの変化が起こっていることが多いようです。