全国対応、証拠収集から慰謝料相談まで24時間無料相談受付中

ホーム

浮気調査知識

情報を漏らした大きなツケ

情報を漏らした大きなツケ

それは夫の不倫を疑った妻が、調査を依頼してきた案件だった。このご夫婦の仲はすでに冷え切っており、顔を合わせればすぐに口喧嘩が始まってしまうような状態だったのである。探偵たちは、そのことを十分に承知はしていたのだが、調査が進むにつれ、依頼者から現状を知らせてほしいと再三連絡がきていた。まだ調査が続行しているのに、依頼者である妻に情報を提供するのは、今なら厳禁と理解できるが、当時はまだ独自のノウハウも確立していなくて、顧客サービスの一環として調査状況の一部を知らせた。ところがその日の夜、夫がいつになく早く帰宅したことから、「あれ? 今夜は早いのね? いい人にフラれたのかしら」と、妻がイヤミを言ってしまったことから、大喧嘩に発展。とうとう夫の身辺調査を依頼していることを自ら告白してしまった。売り言葉に買い言葉から、この夜、ご近所にも聞こえるほどの大声で、お互いの罵倒合戦に発展。しかし、言いたいことを言い合ってすっきりしたのか、虚脱状態の夫は妙にしんみりとして、自らの不倫への疑いは邪推だと力説し始めたという。その言葉になぜか妻も心を打たれ、翌日、「夫は浮気などしていないと誓ってくれました。夫婦の絆を取り戻せました」と、妻は夫の無実を信じ、調査をその時点で中止してしまった。調査情報の漏洩は由々しきことであったものの、結果、ご夫婦の仲が修復されたのであれば、めでたしめでたしの大団円となるはずだった。後日、仲を取り戻した夫婦が揃って、調査報告を一応聞きたいと連絡があった。経緯を担当者は念のために、中断した段階の調査報告書を提示して良いかを確認した。妻は「もう隠し事はないので、大丈夫。多少、女性の影があっても、もう主人の心に浮気心は微塵もありませんから」と、すっかり安心したように答えたという。妻はにこやかに来社したものの、不倫疑惑をかけられていた夫は、どこか浮かない顔をして二人は好対照をなしていたという。やましいことはないって、誓ってくれたので」と、妻は完全に夫のことを信用していた。担当者は報告書を見せたのだが、そこに二枚、夫と女性が路地の奥で何やら抱き合っているような写真が挟まれていた。その写真を見るなり、妻の顔が鬼の形相へ一変。「ウソついていたわね!?」「いや、誤解だ!」二人の間には冷たい空気が流れ、報告書を奪い合うようにして帰って行ったという。その後、何とか元のさやに戻ったものの、妻の疑心暗鬼と夫への監視は続いているらしい。このように想像もつかないトラブルにならないように、事態を複雑化させないように徹底して情報管理を行っています。他にも、探偵がここを怠ると、調査そのものが失敗する可能性が高まる、要注意の確認事項があります。