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浮気調査知識

あなたのトラブルに最適な解決方法を選ぶのがベスト

あなたのトラブルに最適な解決方法を選ぶのがベスト

『トラブルの起こらない世界はない「パンドラの箱」一。人間の世界に下りていくことになったパンドラに持たせた箱には、ゼウスがすべての悪と災いを封じ込めていたが、パンドラが好奇心から箱を開けたために、人の世にはすべての罪悪や災いがもたらされたというのがギリシャ神話です。このようなエピソードを持ち出すまでもなく、毎日の新聞やテレビで報道されているように、目を背けたくなるような事件や驚くようなトラブルが後を絶ちません。これだけ数多くの事件やトラブルの起きる社会ですから、自分はトラブルとは無縁だというわけにはいきません。・最終的な解決は裁判手続きだがわが国は法治国家ですから、トラブルの解決は、法律に定められた基準・方法によって解決を図るというのがスタンダードな解決法です。すなわち、悪質商法、自己破産、相続、売買などのような民事トラブルについては、民事訴訟法に基づいて民事訴訟を起こし、判決をもらい、判決に基づいて強制執行をして、最終的な解決を図ります。また、ストーカー、家庭内暴力、窃盗、詐欺などの刑事事件については、刑事訴訟法に基づいて、警察または検察に告訴するなどして、裁判により有罪、無罪が決められます。貸した金を払わないからといって、相手の家に押しかけて行き、勝手に金目のものを持って帰るなどの回収(これを自力教済という)は許されていません。ただ、裁判となると、手続きが厳格なため、時間がかかります。面倒な手続きを弁護士に依頼するとなると費用も馬鹿になりません。そこで、裁判によらない、早くて手続きの簡単な解決方法はないのだろうか、と誰しも考えます。・ADR(裁判外紛争解決手続き)が登場してきたトラブルや事故の大半は、当事者の話合いで解決されています。ただ、相手が話合いに応じなかったり、妥協点が見いだせない場合に、これらの問題を解決してくれる機関が必要となります。すなわち、最終的には裁判によって解決を図ることになりますが、その前に何らかの方法によって解決が図れないものか、ということで、最近になり、よく言われるようになったのが、ADR(裁判外紛争解決手続き)です。たとえば、悪質商法の問題ならば、国民生活センターや消費生活センター、交通事故であれば交通事故紛争処理センターなどがこれに当たります。ADRにも、解決方法によりさまざまなパターンがあります。なお、平成16年6月2日に「総合法律支援法」が公布されました。この法律により「日本司法支援センター(愛称・法テラス)」が設けられ、相談、司法過疎対策、民事扶助、公的刑事弁護、犯罪被害者支援がなされています(12・22ページ参照)。また、紛争解決の新しい制度として労働審判制度(24ページ参照)、筆界特定制度(18ページ参照)が誕生しました。