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浮気調査知識

資料の調査・収集や解決のメドを立てる

資料の調査・収集や解決のメドを立てる

・事前の準備なくしては交渉もあり得ないトラブルを抱えての話し合い、これが取りも直さず「交渉術」と呼ばれるものです。書店に行けば、交渉術の本が何冊も並んでいます。ちなみに、『ハーバード流交渉術』(ロジャー・フィッシャー他著・TBSブリタニカ)という交渉術の目次を見てみますと、「立場でなく利害に焦点を合わせよ」「複数の選択肢を用意せよ」「客観的基準を強調せよ」などがあります。これを現実のトラブル解決に当てはめてみますと、まずトラブルの内容、すなわちお互いの言い分を分析することから始めます。そのうち、ハッキリとした証拠のあるもの、主張に材料のあるもの、伝聞証拠でしかないものなどに分けて考えます。次に、解決のための基準や相場を知るために、法律相談所などを訪れて、妥当な解決の線を探ります。最後に、いくつかの解決のためのプランを用意します。示談交渉に向かうためには、最低限、以上に述べた程度の準備をしてから、交渉の席に臨むべきです。何の準備もせず、無手勝流だなどと威張っても、相手に資料をもとに論理的な話の進め方をされると、尻尾を巻いて逃げて帰ってくるしかないことになります。・どんなに細かな資料もとにかく集めること                    話し合いの結果、お互いの主張が平行線をたどるようになると、最後にものを言うのは資料です。金の貸し借りでは、名刺のウラのメモ書きがあれば、こちらの言い分が通ることもあるわけです。これは裁判になった場合も同様です。ですから、可能な限り関係資料の収集には全力を上げることです。あまり本件とは関係ないと思われる資料でも、話の流れによっては必要になってくる場合も出てくることもあり得ます。よく、自分は100%正しい、だから自分の主張は100%通るはずだと思っているような頑固な人がいます。このような人には、示談による解決は無理です。そのような主張が通らないから、トラブっているわけですから、相手の主張にも耳を貸し、もう一度、自分の主張も考え直すほどの度量がないと、示談は無理です。先程も述べましたが、示談(和解もそうですが)では、お互いの譲り合いや妥協が成立のための要件とされています。そのためには、自分で作戦や戦術を立てて臨むことが必要です。すなわち、この点に関しては強行に攻める、この点については相手の言い分を認めるなどのように、自分が妥協できる線をあらかじめ立てておくことです。そして、その背景にあるのは、もし、示談ができなくて、訴訟になったとしたら、金がどのくらいかかり、時間がどれくらいかかり、手間がどれくらいかかるかとの、比較考量です。この点を踏まえて、妥協点を探るべきでしょう。⭐︎ホイント示談成立の可否は、妥協とねばりとの産物。