お財布チェック
2025/09/05
浮気にはお金がかかります。プレゼントやホテル代、食事等に出費がかさむのは当然のことです。ですが、収入の多い自営業の方でないかぎり、自由に使えるお金は限られています。お金がないならそもそも「不倫したい」というのが本音でしょう。最近では配偶者に知られず、金融会社で借入れをしてまでデート費用を捻出している人たちがとても多いです。そうした事実を把握しつつ、お財布の中身はこまめにチェックしておくことをお勧めします。・カードの請求額が以前より上がっている。・知らないクレジットカードを持っている。・クレジットカードの請求書や明細書を見せたがらない。・財布の中に普段見かけないストランなとの店舗のレシートがある。・いつもは行かないエリアの駐車場のレシートが度々ある。・仕事後の時間に、お金を下ろしたATMの利用控えが残っている。・財布の中から、コンドームが出てくる。・小銭入れやキーケースの裏などに、知らないカギがある。仕事が終わった後などに、お金を下ろしてまで会う相手は限られます。「上司に誘われちゃって……」と言って深夜に帰宅した、あるいは外泊した日の翌日、ポケットや財布から夕方の時間帯の銀行引き出し利用控えが出て来たら必ず保管してください。どの場所で使った利用控えかも、必ずチェックしておきましょう。レシートや駐車券には、お店の住所、電話番号、訪れた時間がきちんと明記されていますので、行動を把握するにはとても役立つアイテムです。ぜひ写真に撮って保管しておいてください。またお財布にコンドームを隠し持っている人(特に男性)はかなり多く、いざという時に備えています。これが見つかったら、不倫関係というより浮気をしているか、望んでいることの証しです。発見した時の状況を写真に撮っておきましょう。見慣れないカギは、不倫相手の家の物という場合も考えられます。
スマホチェック
2025/09/05
現在、不倫に熱中している人は、ほぼ100%携帯やスマホで連絡を取り合っていると見て間違いありません。しかもスマホは情報の宝庫であるとともに、はっきりと不倫の痕跡が残されているものです。そこで以下の点をチェックしてみましょう。・スマホのロック設定が変更・強化されているかどうか。・配偶者であるあなたが、夫や妻のスマホを見ようとしたり、あるいは触ろうとしたりすると極端に嫌がる。・着信履歴、発信履歴、トーク履歴が消去されている。・家の中に携帯やスマホを、肌身離さず自分の身近に置こうとする。・イニシャルの人や、あなたが知らない名前から通話やメッセージがある。・あなたが知らない新しいトークアプリが入っている。・「『既読』の表示」のダイレクトメッセージでやり取りをするようになった。・あなたや子どもの写真を撮ることが少なくなった。・予測変換に「愛している」「会いたい」「好き」や異性の名前が出てくる。・見たことのない(自分には送ってこない)スタンプを持っている。・写真加工アプリなど若い世代が使っているアプリが入っている。・スマホケースのポケットに見知らぬカードやカギ、怪しい領収書がある。今やほとんどの老若男女がガラケーではなく、スマホを使っていますが、年齢が高くなるほど、使用頻度が高いのは電話とメールのみで、ガラケーとそう変わりはありません。スマホはアプリを上手に使ってこそ機能を生かせるものですが、どうも自在に使いこなせないのが年配者です。だから不倫相手が若い場合、相手に合わせようと流行りのアプリをインストールしていることが多く、疑惑の主である夫や妻が、違和感も覚えるアプリをスマホに入れていたら、ほぼ100%何かあると思って間違いありません。なおスマホのロックを解除できるパスワードをあなたが知っていたら、情報は取り放題ですが、夫婦の間でもプライバシーは守られていますし、法的に不正アクセス禁止法に抵触する恐れがあります。その点を忘れず対応してください。
探偵も薦める浮気チェック
2025/09/05
弊社で不倫・浮気調査に訪れる依頼者にアンケートをとったところ、そのほとんどがSEXレスが長年続いている状態でした。夫婦で夜の営みが行われていないのは、どこかで性の欲望を発散しているか、あるいは夫や妻に性的魅力を感じていないか、そのどちらかだとだと言われています。単刀直入に言えば、不倫や浮気の背景にはSEXへの渇望が隠されていると言っても過言ではなく、その渇望とSEXレスは表裏一体の関係なのです。ふと気が付けば、数カ月もSEXレスの状態ならば、配偶者の不倫・浮気を疑ってください。もちろん、それだけでは100%とは言えませんが、可能性はかなり高いと疑っても仕方ない状況だと認識したほうがいいでしょう。しかし、すぐに探偵社に依頼するのは早計です。まずはご自身で、「もしも……」のための状況証拠集めを行ってみてはいかがでしょうか。では、どうすればいいのか、現役探偵が勧める「不倫・浮気チェック法」をお教えいたしましょう。
依頼者と疑惑を徹底ヒアリング
2025/09/05
配偶者が不倫しているという悩みは、当事者でなければ分からないものです。何をしていても答えの見えない不安に駆られて日々をこ生まれ、神経衰弱のような日々を過ごす方ばかりです。けれども現実を仰る覚悟を決め、心にわだかまる疑惑や苦悩を吐き出すことができれば、調査をする前の段階で冷静さを取り戻し、夫や妻への疑惑をより客観的に話せるようになります。そこで弊社が独自に導入しているのが、依頼者一人ひとりに寄り添う、専門カウンセラーという制度です。依頼者がいきなり探偵と対面しても、緊張や不安もあってなかなか精度の高い情報は出てきません。ましてや不倫・浮気の悩みです。事実だけを突き止めて一件落着というわけにはいきません。私たちは、心のケアこそがもう一つの大きな仕事であると考え、事実関係の調査と同時並行で依頼者の幸せのために何が必要なのかも見極めてアドバイスしています。そのため、初めはもう二度と修復できないのではないか、と思われるうちの七割ものご夫婦が、絆を修復して私たちの相談室から、前向きに出ていく後ろ姿を何度も見送ってきました。では、傷ついて苦悩の果てに行き着いた依頼者に寄り添って、より正確な事前情報をピックアップするには、どうすればいいのでしょうか?第二章では、パニックに陥っている依頼者の心情を慮って、なおかつ調査を円滑に進めるための情報を手に入れる、探偵ならではのテクニックと事前面談での様々な人間ドラマをご紹介します。
探偵の仕事にやりがいをもたらした出会い
2025/09/05
弊社に就職する新人はほとんどが、自社で運営している探偵学校を卒業した逸材。最初は新人の誰もが、探偵の経験のないいわばアマチュアである。そんな調査の右も左も分からない素人が、どの時点でプロとしての自覚を持っていくのか。弊社の探偵たちに聞いてみたところ、面白いエピソードを知ることになった。新人探偵の探偵のYくんは、偶然、MRの探偵が出演したテレビ番組を視聴。それがきっかけで、当時、就職していた大手不動産会社を辞職し、探偵の道を選んだという珍しい若者だ。「『人は男でも女でも隙あらば浮気をするものです』と岡田社長が語っていた言葉が、ものすごく心に刺さりました。そうか、今まで僕があれば人は裏切らないものだと思っていたけれど、それは大きな勘違いだったのかもしれない……と思って、MRに電話しました」人間の底知れない心理の有り様を知りたいという欲求から、探偵になったYくん。以来、多くの不倫・浮気調査に携わってきたが、探偵の仕事をこなす中で、忘れられない人生の転機となった案件と出会った。それは、妻が不倫しているかもしれないという男性からの調査で、その妻の不倫相手は特定の男性ではなく、不特定多数のゆきずりの男たちだったという案件である。調査結果を報告する際、依頼者に対しておおいに同情しつつ、できるだけ傷つけないように話そうと決めていた。しかし、事実は変えようもない。絶望して精神的に病んでしまうのではないかと心配していたくだったが、夫の反応は意外なものだった。「いや〜ありがとうございました。これで妻とやり直せます」その言葉にYくんは、耳を疑った。妻がどっぷり浮気しているというのに、なぜやり直せるというのだろうか? そのことをYくんが率直に尋ねると、夫はすぐに答えた。「妻がこうなったのは、実は私のせいなんです。以前、私が愛人を作ってこっそり不倫していたことが妻にバレて、ずいぶん揉めたんです……」とすると妻は、「愛する人に裏切られるってどういうことなのか、あなたも実感すればいいわ!」と告げて、別居生活を始めたというのだ。妻の捨て台詞と、その意味を考えれば、今回の結果は至極当然の帰結であった。しかも妻は、定期的に夫と会い、その度に「私、新しい彼ができた」「昼間のラブホテル、空いていていいわよ」などと、夫を挑発する言葉を浴びせていたのだ。夫はそんな妻の行動が次第に怖くなって、愛人とすっぱり手を切り、妻を元通りの生活に戻そうと考えた。だからこそ、やり直しのための事実の調査で、今さらそのことをネタに離婚しようとはまったく思っておらず、むしろ妻が無理をして当てつけのように浮気を重ねているように夫には感じられていた。「つまりこれで、ご夫婦で『おあいこ』。お互い様ということですか?」と、Yくんは聞いてみた。すると、夫は……。「そこがちょっと違うんですよ。最初は私にやきもちを焼かせてしまうと思って浮気をしていたでしょうが、今は大きな罪悪感に包まれていると思うんです」夫はYくんに訥々と、本当の心境を語り始めた。実は妻から離婚の話を切り出されたことは一切なく、むしろ「このままでいいの? なんとかしないと、私が本当に逃げちゃうよ?」と、夫に懇願するようなこともあった。妻の浮気の気配を察していた夫は、嫉妬の感情を抑えつつも無言で対応していると、妻は途方に暮れたように泣き崩れてしまったとか。「その時分かったんですよね。妻は今ものすごい罪悪感に苛まれていると。すべて私のせいでこうなってしまったわけですから、この調査結果を伝えて、心から妻に謝るつもりです。今まで苦しませてごめんと……」「それで奥さんは分かってくれますか? 調査結果を話すのは、逆効果じゃありませんか?」夫は「実は……」と切り出し、今回の依頼にまつわる真相を告白した。「実は妻も私を探偵に調べさせていたんです。お互いに二つの調査結果を並べて、これはもう終わったこととして、焼き捨てようと思っています。ここからリセットして、もう一回やり直しますよ」Yくんが絶句したのは言うまでもない。これまで不倫・浮気調査は、たいていが離婚を有利にするための証拠として使われるのが常であった。しかし、MRでは夫婦の関係を修復するようにアドバイスを行っている。今回の案件は、いわば依頼者である夫と調査対象者である妻の、絆の深さを互いに再確認する行為だったのある。「調査」人のスリルや秘密を探るのが目的ではなく、心の叫びを追尾するというか、その真実に触れてそこから真実に迫る手法というか……。うまく説明できないのですが、なんだか探偵として一歩成長したような気がして、僕にとってターニングポイントになった案件でしたね」とYくんは力説した。出会いと別れは依頼者だけの問題ではない。そこ深く関わる探偵の人生にも、大きな影響を与えているのだ。でなければ探偵は、ただの調査屋である。MRの考えとしては、人の心の深みを見つめ、誰もが幸せとなる真実に迫ることが探偵の醍醐味である。そのことを知れば探偵は、ある種の人生の修復業であるとも言えよう。
心がほっこりする調査報告
2025/09/05
新婚三カ月の30代の妻から、夫の浮気を心配しての調査依頼が飛び込んできた。「最近、夫の帰りが終電間際で、態度もよそよそしいのです。もしかしたら浮気しているのではないかと思って、確認のために調査して下さい」とすでに浮気の兆候と疑心暗鬼。夫の24時間を徹底的に調査したのだが、怪しい女性の影や浮気の兆候などは皆無。逆にある感動的な事実を知ってしまったのだ。夫の帰宅が遅くなったのは、昼間の会社勤め以外に、夕方から夜にかけて一日五時間、バーテンダーのアルバイトを行っていたからだ。つまり昼と夜のダブルワークで稼いでいたのである。もしかしたら女性に貢ぐための費用捻出のためにアルバイトをしているのだろうか。その真相を知るべく、探偵はバーの客を装って夫が勤めるバーに入店。「この仕事、長いの?」「昼は何してるの?」「そんなに働いて、フェラーリでも買うの?」などなど、あくまで世間話風に、緩やかに核心に迫る。すると夫は、意外なことを話し出した。「結婚してもお金がなくて、妻を新婚旅行に連れて行くことができなかったんですよ。だから金を貯めて、妻にサプライズで旅行をプレゼントしようと思って、こっそりアルバイトしているんです」欲望まみれの人間たちの実態を見続けてきて、どこか冷めた心になっているような気がしていた探偵だったが、夫の言葉はそんな探偵の心をものともせずに溶かしていった。探偵は、晴れ晴れとした思いを胸に、浮気はまったくの誤解であることを報告し、夫がサプライズを計画していることを伝えたところ、妻は喜びのあまり涙を流した。「知り合いのバーの店主に手伝ってほしいと頼まれているらしいですよ。その内、アルバイトも終わってちゃんと定時で帰ってこられるようになりますから」これで今回の調査は終了した。それから二カ月後、妻から涙声で連絡があった。「今、夫からすべて聞きました。私はなんで彼のことを疑ってしまったんでしょう……」夫婦の愛情が織りなす交差点で、探偵は裏方としていつでもサポートしている。
ソープ嬢の切ない恋
2025/09/05
ソープランドに浮通う浮気夫がいるかと思えば、ソープ嬢から依頼されることもある。依頼者の彼女は、いつも指名してくる客と恋に落ちてしまったというのだ。通常は外で会わないのがルールだが、彼から「付き合ってください」と真面目に申し込まれ、最初は断っていたのだが、根負けして何度かデートをしているうちに、彼女自身も彼のことが好きになってしまった。すると彼は、「今度、自分が一番信頼する、会社の上司に会わせるから。うちの両親にも会ってほしいんだ」と言い、彼女はすっかり結婚するつもりになっていた。余談ながらソープ嬢と客の関係から、結婚に至る例は実は数多い。彼女もいつプロポーズされるのか、楽しみにしていたのだが、ある日、彼とやり取りしていたLINEが突然、遮断されてしまった。携帯に連絡しても出ない。彼との交流が途絶えてしまったのだ。ソープ嬢の彼女は、探偵社にその彼を探してもらおうとやって来たのだが、調査料の見積もりを出すと、指を一本ずつ折って数え始めた。「何を数えているのですか?」「それは……」なんと彼女は、調査料を支払うために、何人の男性を相手にしなくてはならないかを計算していたのだった。数え終えると深いため息をつき、いきなり号泣した。「結局、これももう無理ということなんでしょうね。そりゃそうですよね。ソープ嬢と結婚しようなんて本気で思わないですよね」この言葉に探偵たちも胸を打たれ、「何かあったらいつでも相談に来てくださいよ。相談だけなら無料ですから」と提案したが、ついに彼女が調査依頼をすることはなかった。それから何度か連絡があったが、いつしかそれも途絶え、二年後、しばらくぶりに彼女から嬉しい知らせが届いた。なんと、今は別の男性と結婚して、幸せな家庭を持つことを報告してくれたのだ。もちろん彼女の過去も承知の上での結婚だったという。探偵をしていると、世の中の片隅でひっそりと、一生懸命に生きている人々の、人生にも触れるのだ。
天然奥様にたじたじの探偵
2025/09/05
依頼者は30代の品が良い、綺麗な奥様。最近、毎週水曜日、夫の帰りが遅く、シャンプーの匂いもしていることから浮気を心配し、調査して欲しいとのことだった。探偵たちは一つ返事で快諾し、早速、翌週の水曜日に夫を尾行することになった。案の定、夫は勤務先を退社するとまっすぐに新宿歌舞伎町に向かい、ソープランドに慣れた様子で入っていったのである。水曜日に来ていたのは、「曜日割引」のつく日で通常より料金が三千円ほど安くなっていたためだった。この結果を妻に報告すると、彼女は「中でどんな行為をしているのか調べて下さい」と新たな調査を依頼してきた。男性がソープランドに行って、することと言えば察しが付くと思っていたが、妻はよほど世間知らずなのか、理解できないようだった。探偵も言葉を選びながら説明するのだが、どうも要領を得ない。今度は探偵が、そのソープランドでどんなサービスをしてくれるのかを詳しく調査し、妻に報告した。「こういうプレイが好きで、こうされるのが気持ちいいみたいです」すると妻は……。「ちょっとよく分からないので、今、やってもらえないですか? 私に……」と、言い出し服を脱ごうとした。もちろん探偵は慌てて止めて必死に止めたのだが、妻はそれだけ生粋の女性だったのである。それから三カ月、調査対象者だった夫が、会社に興奮してやってきた。「おまえら、うちの妻に何を言ったんだ!」と、怒りのクレームをつけた。詳しく話を聞いてみると、なんと妻が夫御用達のソープランドで働き始め、夫とばったり会ったとのこと。問い詰めると、妻は警備のアルバイトで、あなたを喜ばせる技を習得しようと思って。「あなたが通ってるソープランドで、あなたを喜ばせる技を習得しようと思って。あなたがして捨てられたら嫌だから……」そんな経緯があり、弊社探偵に調査してもらたことや、夫自身の浮気の事実を知ったこともすべて話したとか。最初こそ憤慨していたが、夫は自分にすべての責任があると感じたのか、次第に反省。むしろ可愛い童女のような奥様を大切にすることが幸せになる一番の方法だと諭した。これには夫も大きく頷き、もう絶対に浮気はしないと誓って帰っていった。後日、幸せに暮らしていると連絡があり、行動は大胆だったものの、奥様の純情で天然なキャラクターが、探偵たちの心に春風のような暖かさをもたらした案件となった。
登場人物の年齢トータル230歳!
2025/09/05
ところがそれ以上にびっくりするのが、60代以上のシニア層の方からの依頼案件の激増です。実に十年前の四十倍に増えているのです。百年の時代を迎え、それだけ年配の方がお元気だということの証しなのでしょうが、それに伴って高齢者の恋愛事情も一筋縄ではいかないようです。依頼者は80代の妻。夫も80代の医者で、薄々愛人の存在は分かっていたが、彼女もすでに70歳近い年齢だという。この関係者全員の年齢を足すと実に230歳を超えてしまう。夫はすでにSEXはできないものの、今も定期的に愛人と会っているようだと妻は話す。夫はすでにSEXはできないものの、今も定期的に愛人と会っているようだと妻は話す。聞けば、夫と愛人の関係に気づいたのは、三十年も前のことだというが、当初は「英雄色を好む」と、妻は鷹揚に構えていた。本妻ゆえの上から目線だったが、齢を重ねた今も手の切れずにいることが、我慢ならなくなってしまったようだ。「夫には愛人と、どうしても別れてほしいんです。だから証拠を取ってほしい」と、妻は語気を強めて言った。調査の結果、妻の言う通り夫の愛人は70歳近い女性で、ずっと独身を通してきたという。二人の関係を裏付ける証拠も取れ、妻はこれををもとに、夫に愛人と別れてくれるよう問い詰めるのだという。手切れ金もかなりの金額を妻は、そっくりとして貯めていたので、お金で解決できるのなら、願ったりかなったりだった。しかし、妻が証拠を突き付けると、夫は悲しそうな顔を浮かべ、静かにこう切り出した。「もう、捨てられないんだよ。彼女は普段たった一人で暮らしているんだ。もう男と女の関係じゃないし、私が寄り添ってあげなきゃ可哀そうだよ。お前だって不憫だと思わないか?」すでに二十年来の間、日陰の女として過ごしてきた愛人の境遇に、夫は心からの同情を示していた。長年面倒を見てきた70歳近い愛人の老後を、自分が引き受けねばならないと考えていたのである。「あいつのことを捨てられない。お前はかなりの大金を持っているだろうし、慰謝料も渡したていい。だから離婚してくれ……」と、別れを突き付けられたのは、むしろ妻のほうであった。確かに愛人は、子どももおらず家族もいない。妻には立派に成人した子も、そして孫もいて幸せな家庭を営んでいる。夫の言葉を受けて、確かに愛人の彼女が哀れに思え、そうなればと、夫との結婚生活にピリオドを打つ選択をしたのであった。今では夫と、そして愛人とも会って、三人で食事するようになり、知り合ってみれば彼女も優しい人柄で、妻に対して恐縮しきりの女性だったことから、仲良くなることができたという。こうした高齢者の不倫問題は、当事者が老い先短いことを見越しているせいか、ずるずると解決せずに時間が経つことは少なく、何らかの妥協点を見つけてすぐに結論に至っている。それにしても70代、80代の恋愛はお盛んで、若い人と変わらないどころか、もっと元気だと現場の探偵たちは口々に言う。70代や80代の夫がスマホで不倫相手とのSEX画像を保存していたと言って、妻がその写真を興信所に持ち込んだこともあるのだが、それを見ると「若い」「元気」とあっぱれなほどの仁王立ちぶり、男女間は年齢なんて関係ないのだと思わずにはいられない。人間は灰になるまで性欲があるというが、恋愛や不倫については、この人は何歳だからという先入観を持ってはいけないのだと探偵たちは痛感している。調査と報告だけではない探偵のもう一つの顔探偵にとって調査だけが仕事ではありません。時には弊社のカウンセラーとともに、依頼者の悩みを解決するパートナーとしての役割を担うこともあります。むしろ調査結果を報告した後のフォローこそが大切であり、調査はフォローをより具体的に最善なものにするための材料集めと言っても過言ではありません。だから探偵と依頼者の間に、濃密な人間関係を築く場合もよくあることなのです。
高齢夫婦に不倫が蔓延?
2025/09/05
不倫まで至らなくても、20代、30代の夫は風俗などで性欲を発散することはよくありますが、それはあくまで一過性の浮気。不倫まで至ることはほとんどありません。やはり40代の女性が突出して多いようです。それで女性と恋愛感情を共有する、まさに不倫です。性欲を満たすというより、妻との関係も倦怠期に差し掛かり、飽きがきている時期ですから精神的な安らぎを求めているのではないでしょうかと思います。
第1位:不倫相手が身内
2025/09/05
調査は最後までやり抜くのが、弊社MR探偵のモットーであるが、この案件だけは衝撃が強すぎて、目測の手を振り払い、ほうほうの体で逃げ出さざるを得なかった。そして、その生まれて初めての体験は、探偵の彼の拭い去れない心のトラウマとなって、入社してまだ半年だったが辞表を提出し、退職してしまった。もし良い不倫と悪い不倫があるとするならば、決定的に悪い不倫の調査案件、それは不倫相手が「身内」というケース。妻から依頼され、夫の不倫調査をしていったところ、夫は妻の両親が二人で暮らす実家に頻繁に出入りしていた。探偵たちもその行動は把握していたが、「おやっ?」と思ったのは、夫が義理の父親が仕事でいない昼の時間帯にばかり訪ねている点だ。「もしや……?」と、探偵は義理の母親が不倫相手ではないかと直感。妻の実家に張り込むこと数日。ついにいそいそと外出する妻の母を尾行し、外で夫と密会する姿をキャッチしたのだ。調査結果を受けた妻と、その家族のその後はまさに怒号と罵り合いが続く修羅場と化した。結局、夫婦は離婚。両親も離婚。一家離散に陥ってしまった。他にも似たようなケースでは、夫や妻の兄弟姉妹と関係を持ってしまった不倫案件も数多く、結果は家族全体を巻き込んだ辛い結末をもたらしてしまう。事が落ち着いても、身内との不倫だけに生涯、その時に生じた心の傷は癒されることはないだろう。
第2位:探偵がトラウマを負う
2025/09/05
癒しきれない深い傷跡が残るのは、何も不倫の当事者ばかりではない。それは妻から依頼を受けて、夫の調査を進めていたところ、夫は女性にまったく興味を持たないゲイであることが判明したケースだった。結婚したのは世間体を考え、ゲイであることをカモフラージュするためだったのだろう。調査してみたら夫が筋金入りのゲイだったというケースはよくある。ゲイ夫の特定の愛人(男性)を突き止めようと、ゲイ専用の映画館まで尾行。当然、探偵は暗闇でも撮影できる赤外線カメラをオンにし、夫に続いて館内へ潜入。ところがそこは男同士が束の間の愛を交歓する、いわゆるハッテン場。夫はここで彼と待ち合わせ、隣同士の席で行為に及ぼしとしていたのだ。探偵は初めて見る男同士の肉欲の世界に、言葉もないほどのショックを受けてしまった。それだけならいざ知らず、音も無く忍び寄ってきた巨漢に、急に股間を触られてしまった。